うきうき感想帳

友人に書くつもりで書くと書きやすいらしい。BLが多いかもしれないし、多くないかもしれない。

糖衣 大江尊也でわやになる

www.freem.ne.jp

ヤシロさんルートまで終わり、大江尊也でめちゃくちゃになっているので書きますね。

大江尊也ルートでわやになっているのではなく、大江尊也でわやになっているところがポイントです。わやになった脳で書いた結果なので当たり前なんですが、以降全て中身がない言葉の羅列なので、この文章を読むより糖衣本編を読む方がいいですよ。

そんなことはどうでもいいんですよ

 

本当はヤシロルートのヤシロさんのヤシロさんらしくないところやヤシロさんらしいところでもパソコンの前でおかしくなるくらいめちゃくちゃ萌えて、「あっ、オタク古代語の『萌え禿げる』ってのは、萌えすぎて頭に血が昇って髪の毛の感覚がなくなることを禿げたと錯覚したからなのかな」と気づきを得たりしていたのですが、なにぶんたにしパンがかわいすぎたので…………(?)

 

たにしパンとかいう謎の言葉、前情報として仕入れていても新鮮な驚き・萌え・ときめきを感じたので本当にすごい。ズルいぞこの叔父。定期的に思い出してはニチャ笑顔になりすぎて顔面のポリゴンを破綻させています。

悦史ルートで「本当にこの三親等、攻略できるのか?」と思っていましたが渡辺蘇芳くんじゅうななさいがかわいすぎたのでなんとかなりましたね。焼肉や水責めがあったりしましたが……

 

焼肉については後で言及します。でもこれだけ言ってもいいですか?

ベーコンを焼きながら糖衣をやったらダメです。

後悔します!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

近親相姦の化け物なので大江尊也がデレを見せ始めた瞬間「叔父甥!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と叫び続ける妖怪になりました。地の文で何回か大江尊也の二人称を『三親等』と表現されていたのが印象深いのですが、シンプルにリフレインによって印象深くなっているのか、私が近親相姦の化け物すぎて三親等の文字列を見るたびに脳に焼き付けてたのかわかりません。すみません。

 

序盤で蘇芳くんが進路について大江尊也から質問されるんですが、マジで苦しくて泣いちゃいました。未来の話ってただでさえ最悪に怖いのに、その話をふってくる人が最悪に怖い人だったらもう……最悪の相乗効果でどん底じゃん……。となっていました。

それはそれとしていつにわにいたが来るかわからなくて常に身構えていたりしていました。

家の中に居場所が無く感じるの、流浪の民だった蘇芳くんにとってもうめっちゃつらいだろうな……そりゃヤシロさんに懐くわ……と思いながら見てもいました。しかしこのメイドガイ清涼剤すぎる……。

それと鴻森が蘇芳くんにあんなつっかかっているの、指令だからというよりは「その椅子には俺が座るはずだったのに」という感情が原動力なんだよなと思うと味わい深いですね。

その後の叔父甥の喧嘩→出奔でわ……! となったりもしていました。どっちの言い分にも正しさが存在している場合、議論という行為はお互いの妥協点を見出すための確認作業にしかなりませんからね。だから譲歩の感情が双方にないとこういうふうにこじれるわけで………………

 

………………………………

 

「今の俺と同じように」という大江尊也特効の言葉の後の大江尊也の表情をみなさんは見ましたか?

私はぐちゃぐちゃになりました。この時点で「もしかして大江尊也、渡辺蘇芳のことめちゃくちゃ大切なんじゃないか?」と思い始めました。

それはそれとして車に乗ったら駅じゃないところに連れて行かれ始めた時は身が凍りました。数分で溶けたのでよかったです。

どちらのルートでも茂狩村を一望できる場所に行くんですよね。こういう対比があると喜びで溶けるのでどんどんやって欲しいです。

そして謝ることができる攻め……人ができている!!!!百億点!!!!!

渡辺蘇芳くんも人ができているので、この二人超平和カプじゃん♪かわいい♪になっていましたがそれはそれとしてこの村には鬼が居るし、お前は浦戸悦史ルート終盤を本当に読んだのか?

 

それと少しづつ過去の因縁とか血縁とか諸々が解放されていって、情報が提示されるたびに鼻息を荒くしていましたね。面白すぎて……

卓球のシーンが激アツバトル描写になるなんて私思ってもみなかったんですよね。

しかし大江尊也の得意なスポーツが剣道と卓球なのマジでわかる。この人は室内スポーツかつ個人戦のやつが向いてると思うんですよ。あと華道とか…(??)

それと卓球の対戦相手の二人が兄弟と知った時は感謝が止まりませんでしたね。多分これ別作品からの出張だと思うんですが、先に書いた通り近親相姦の化け物なので大変興奮しました。調べたら義兄弟のようなので、正しくは近親相姦ではないっぽいんですが……でも兄弟なので全てOKです!!!!!!!!!

それと大江尊也の髪を下ろした立ち絵と学生時代の立ち絵を連続で食らって死んでいました。

リアルですごい声が出たので、数分ほど隣の部屋から壁ドンされないか不安になりましたね。助けてください。

それはそれとして学生時代の大江尊也も序盤の蘇芳くんと同じように家に居場所を感じられなかったのだと思うと胸がキューってなります。唯一の救いのために献身的になるのもキューってなります。その中で二番星のような存在だった渡辺蘇芳……

オタク・ポエム? そうですね。

>「尊也さん、俺は」

>「お袋の代用品ですか」

カァーーーーー!!!!!!!!!!!!!!ってカラスになりました。

あとこれでもカラスになってました。焼肉……

焼肉は食べるものであって見るものではないんですよね。「今から私と一緒に、焼肉を見に行こう」じゃないんですよ。ゲームを起動しながら「お腹減ってきたしベーコン焼いてパンに挟んで食べちゃお♪」とか思ってるオタクが画面の前に居たんですよ。本当にこのシーンに来るより前にご飯を食べた方がいいです。このシーンの後にご飯を食べようという気にはなれないので……。

>浮世の無聊の慰めに、せいぜい楽しませてくれよ、スクウォッター

スコッター - Wikipedia

しかしこの叔父語彙がキレキレすぎる。

鴻森くんも名に恥じないことを色々やっていましたね。

それとここらの渡辺蘇芳くんかわいいかわいいでした。

>「だから君の是非は問わない。私は二度と君を手放さないと決めたんだ。たとえ君が嫌がっても」

さいこ〜…と声が出ました。安心してハグ&キスして欲しいです。こういう攻めに弱いんだオタクって。

それと未成年と淫行しないタイプの攻め!!!!!!!

最高ですね。倫理観のある攻め、自制心のある攻めは最高なんですよ。

最高ってのはなんぼあってもいいですからね。

最高といえばこのゲームをやって“酒の勢い”というシチュエーションも最高なんだと知ることができました。

二次性徴をとっくに過ぎた受けを膝に乗せる攻め。

普段はピシッとしている人が酔ったときに見せるちょっと幼い一面。

最高すぎて、晩酌として隣に置いていたほよろいの缶を優しく撫でました。アルコールよありがとう。

>「君が小さい頃に、こうしてたくさん撫でればよかった。一緒に遊びに行ったり、いろんなことを教えてあげればよかった。……今からでも間に合うだろうか?」

が良すぎてこれ走馬灯の何コマかに意地でもねじ込もうと思っています。

>「ところで、一つ聞きたいことがあるのだがね」

>「はい?」

>「君は一体いつ、大江の姓に戻るつもりでいるんだ?」

(中略)

>「この私と同姓になるのが嫌だなんて、死んでも言わせないよ」

も走馬灯に入っててほしいですね。これ死ぬまでに何度でも見たいな。

お箸を投げた後の「わざとじゃないよ」とかもキュートだ……って声が出ました。

悦史くんルートの人と本当に同一人物か? と思うんですが、同一人物ですね。そもそもえつっさんがルートの序盤と終盤ですでに同一人物か? となるくらいなので……それにこのゲームのタイトルって糖衣だし……。

あとヤシロさんの語彙が好きですね。

>「ヤシロは何も見ていませんよ。ええ、もちろん、お二人が朝から川中島よろしく激戦を繰り広げようとしていただなんて全然──」

>「蘇芳様、ヤシロはまず3時間は絶対に帰ってきませんからご安心を。そしてお二人が迎える熱帯夜、まさにエルニーニョ現象……にゅふふー」

かわいい。こういう距離感で祝福されているカップリングを見ると、うれしいな〜の感情になります。

蘇芳くんがオムライスを作るの、アーーーかわいい……となってたんですがその前のボルケーノが可愛すぎて一人で「どうしよう……」とか言っていました。その後のケチャップいちゃいちゃで「もうどうもできんな……」となりました。

そしてコーンポタージュのくだりであーあーーーあ────……かわい…………!?

になり、ターンエンドです。ちょっと手間がかかる料理がごちそうになる蘇芳くん、育ちが性格に見事に反映されていて良い。彼の家庭環境が顔を覗かせるたびに複雑な感情になって百面相をしていました。食べ過ぎ描写がくるとつい癖で「嘔吐チャンス!!!!!!!」とドラムロールを鳴らしてしまうんですが今回ばかりは着席していました。大江尊也さんの愛情とヤシロさんのおちゃめさが詰まってたものを戻させるのは流石に……アレなので。

「屠蘇の血の恩恵にあずかれるのは、ヒルコの心を捉えた者だけ」という設定開示で浦戸悦史ルートの終盤を思い出して卒倒したり地上にありながら己の血によって溺れ死ぬ典彦に喝采を送ったりしていたらラスボスが現れて、びっくりしましたね。

一周目のラストで巻き込まれてたので何かあるのか?というか何があったのか?と思ってたんですがアリアリすぎてわぁ〜になりました。人をやめた人に「現人」って名前つけるの、残酷ですごくいいです。神にはなれないんだなぁって思います。

それと過去の因縁が絡みに絡んで今に繋がっているのを見ると激アツになってしまうので、激アツになりました。一周目が終わった後にpixivに駆け込んだんですが、「みき……あつ……?」となっていましたね。今“理解”しました。みきあつですね。

それとこのあたり結構グロくてあっ!!!!!となりましたがボーイズラブゲームとグロは山と言えば川みたいなニコイチなことを思い出したので落ち着いて読むことができました。すみません盛りました。情緒めちゃくちゃになって「ァーーー!!!!!!!!」しか言えなくなってました。

しかし攻めにでっっかい感情を向けるサブキャラが居ると元気が出ます。男と男の間に横たわるでっかい感情(報われない)!イーーヒヒヒwwwみたいな声が出ますね。

執着というよりもう粘着でしたね。長いこと抱えている間に歪に変質しちゃう感情、いいよね……向けられる方はたまったもんじゃないが……

それとCuriosity killed the catが起こってましたね。その結果すごいポーション投げが起きていて興奮しました。ヤシロさんも来てくれてありがとう……。

あと解決方法が超美しくてため息つきました。こんな……こう……

すごい!!!!!!!!!!!

何もかもを放棄したのか? でもすごくて……面白くて……楽しくて……ぶちあがって……

とにかくすごかったので糖衣はやった方がいいです。もうこの文章の六億倍はすごく、面白く、楽しく、ぶちあがるので……………

www.freem.ne.jp

ダメ押しで乗せておきます。因習の村最高BLを読むと元気が出ますね。この物語を書き上げて、それをゲームという形にまで昇華した人がこの世に存在するというだけで尊敬と感謝の念が湧き上がってきてすごいです。

ありがとうございました。