うきうき感想帳

友人に書くつもりで書くと書きやすいらしい。BLが多いかもしれないし、多くないかもしれない。

鉄条の囹圄を完走した感想

https://wintersister.sakura.ne.jp/game/barbed.html

 

眠れなかったので夜を徹してすごいゲームを完走しました。

 

すげ〜………………

 

この文章は囹圄の感想文が少なくないですか? 私の探し方が悪いのか? となり自給自足しているものです。

 

以下こういう文章を手を替え品を替え反芻する文章がつづきます。

つまり、すごいネタバレがある!

本当に事前情報無しにやって欲しいゲームなので、ネタバレを本当に見ないで欲しい。

オタクって「事前情報無しに見て欲しい」の文字列で何かしら察してしまう生きものだと思いますが、この言葉を発しているオタクは本気なので信じてください。

 

 

 

以下本編感想

カップリングの話が、ある

BLも話す。

 

 

 

 

冬いもあるある、好みの女の子が死ぬを序盤でくらい、倒れた。

桜花さまのことが嫌いなオタクっていなくないですか? 桜花さまのことが本当に好きなのに、彼女の信念を思うと彼女の二次創作は見れない

公式を反芻するってワケ……

初手桜花さまの話になるのか? なるか

 

この物語は幕を閉じました。

 

で叫びそうになったし、肩を叩かれる(叩かれてないです)のところで叫びそうになった。怖すぎる。寝る前にやってたのでヒィーッ!なりました。

身内とTRPGをちょいちょいやっているので思うところがありすぎであり、(……)

兄(このゲーム、兄と言った時に該当するキャラが多すぎる)のような距離感でやっていくしか……ない。

 

あと昔読んだミステリで「キシャシャ……この悲劇は……読者のあなたがミステリという悲劇を求め、ページを開かなければ起きなかったんですよぉーーーっ!!!! キシャシャーーッッ!!」みたいなやつを読んでしまいムカつきまくった経験があったのですが、その点囹圄はかなりよかったです。

作中作の中できっちり完結しており、なおかつこちら側にメタ的な問いを立てるキャラの人選もピッタリだったのでムカつきとか無かったですね。悪意を持って放尿してくる男にムカつくとかそういう話は無さそうなんですけれどね(あれすごかった)

例に出したミステリのやつって、「そもそも本の形になる前に編集者とかゲラ読む人がいるし、その人たちは悲劇目的ではなく仕事で読むし、そもそもこの悲劇を意図して書いたのは作者やん……」とかなりゲンナリした記憶だけ残っていて……作者さんのtumblr遡り妖怪になっていたのですが、安全地帯からうんこ云々のあたりで、そうだよなあ……と。

韮谷令吾という作者を出すことで、キャラクターが壁を越えて指さす対象が「読み手」でなくなるのが効果的だったなと思います。でも韮谷を貫通してこちらにも攻撃が来る!

第四の壁を認識し、架空のキャラクターを思いのままに動かすことへの批判をキャラがしてくるのって、「それを書いてる作者がいる」という一点で終了ってしまうと思っていたので、後から韮谷が出てくる構造によって、「メタフィクションの話をしながらも、こちらを直接指さしているわけではない」が成立したのすごいなあと思います。

キャラクターが第四の壁認識型フィクションでムカつき経験がある人、絶対他にもいると思うので囹圄の感想聞きたすぎる…………………………………………

 

それはそれとして“兄弟” “近親”が本当に多く、嬉しすぎました。

ナヴィガトリアがみんなの弟かつ兄情報、擦りたおしたい(没データの集積として言及されていたをろくはみんなの弟で、別作品から来ていたナは書かれた時期的に兄なのも、すごい)

滴草兄弟ですごいことになってた

>「だってほら、兄は弟の番人なんだからして」

>「だから死んで! 二人の思い出を守るために死んで!」

 

これを『兄』を持っている韮谷令吾が書いているの、すごいだろ

兄は弟の番人って書いてるし、それを読ませてるんだ、兄に。

友人と時折「ガチ兄弟と思わせておいて義兄弟設定は詐欺として訴えたら勝てる」と話していたので、個人的にかなりタイムリーだった。

>「諦める? 冗談じゃねぇ。余地がないなら、作り出してやるまでだ。この先どれだけ時間がかかろうが、あんたの弟は俺しかいないと認めさせてやる。俺とあんたの、一生を費やした根比べの始まりだ──兄貴」


 ここ死ぬかと思った(私が)
 結末も、悲しかったけどきれいだったね……

公式SSで白雪姫やってて倒れた

大感謝祭

 

読みながら途中までは「神ゐち……かな」とか思ってたけど読み終わったらゐち神だった

オタクの解釈の話にも通ずるところがあり、よかったですね

 

私はフィクションの人間は永遠で、なぜなら「善人」というアイデンティティが付与され生まれているから、何が起きてもそれが貫き通される(そうしないとキャラ崩壊とかになるから)ところが好きだったのですが、それってかなり危うい考えだったのかもしれん……と思えてそこが好きだった。

神父の好感度が高いのにゐちへの好感度が低いの、考えたい

何を? といった感じですが

何かを……

朗報!眠気!になったので、この話は終わります
れいぎょ、よかった……