閉館1時間前に辿り着き、急ぎすぎて雑に撮った写真しか残っていなかった図
概ねよかったです! 思った以上にしっかり作ってあってびっくりしました。
BL史と言うと、JUNEが重要すぎてそこに紙面を割いていたら終わる……といったことが多い印象がありました。しかし年表や展示を見る限り、近年の商業BL作品にもフォーカスして展覧会を作ってくれていたところがかなりよかったです。
表紙デザインとかを紹介するページや、BL雑誌を紹介してくれているところもよかったです。雑誌ってどうしても単行本に比べて影が薄くなってしまうところがあるので……
個人的にBLゲームとBL短歌についても言及があったことが嬉しいと同時に、表面を撫でる程度で終わってしまっているところが残念にも感じました。
まずBLゲームについてですが、『ラッキードッグ1』のTennenoujiさんも形態としては同人なので、『学園ハンサム』に“同人作品”の注釈をつけるならばラキドにも同じ注釈が必要なはずなのに、どうして……となっていました。
それと、展覧会そのものが全年齢だったこともあり、舞台化やアニメ化など全年齢展開されたBLゲームしか載せていないのかな、と感じました。スロウ・ダメージは書いてなくてDRAMAtical Murderが載っていたので多分これです。
古書店街の橋姫もSwitchに移植されて全年齢になっているのに書かれていない理由とは……と考えていました。BLゲーム大賞をとっているので書いていて欲しかった……
BLゲーム史についてはBLゲームの箱さんが動画を作ってくださっているのと、Cool-BさんがBLゲーム史の本を作っているのでそこが一番参考になってきそうだな……と思っています。
BL短歌については共有結晶が紹介されていたのがとっても嬉しかったです!
松野志保さんの『われらの狩りの掟』と黒瀬珂瀾さんの『黒耀宮』などがあげられるので触れていて欲しかったな……とも思いました。
なんかそんな感じでした。
うだうだ書いているのですが本当によかったです。商業BLのメインストリームが漫画になってしまうのは仕方がないと思いつつも、BLのコンテンツってたくさんあることを紹介してくれていたの、嬉しかったです……!
年表は全部写真撮ってきました! 楽しかった〜